新型コロナウイルスの影響で、世界中で都市閉鎖の政策が行われています。日本では4月上旬に緊急事態宣言の発令以降、外出自粛の影響で巣ごもり消費が増えた結果、インターネットショッピングによる取引も増加しています。懸念される点はやはり、偽造注文です。
Javelin Strategy & Research Studyの研究によると、詐欺・偽造注文関係でかかる支出は、企業の年間収益の7.5%~8.6%にも上るそうです。これはサイバーセキュリティ対策・マネージメント、チャージバックによる支出、カード不正利用の誤検知(False Positive)などが含まれています。False Positiveとは、問題のない顧客のカード利用を不正と判定してしまうことを言います。結果として企業の収益ロスだけでなく、顧客満足度の低下、会社の評価への悪影響にも繋がってしまいます。
インターネットショッピング運営サイトを偽造注文から守るための対策として、まず信頼のあるECサイトを利用することが挙げられます。NPO法人・Webサイト制作会社Epic Design LabsのCEOであるKalon Wigginsは「BigCommerce、ShopifyやMagentoなどのSaaSを使ってサイトを制作するということは、セキュリティー対策に投資しているということです。質の良いEコマースプロバイダーは常にEC運営サイトを監視し、セキュリティーの問題を検出し、深刻な問題になる前に裏の見えないところで解決案を提供してくれます」と述べています。
また、2つ目の対策として挙げられるのが、Fraud Protect for Shopify Paymentsなどのカード不正検知システムを導入することです。メガデータの分析に基づいてオンライン決済上の取引を審査し、許容リスクを判断することが可能となります。また、悪意のある注文を事前に監視し未然に防ぐことで、カードの不正利用を検知しチャージバックを防ぐことにも繋がります。
Lizuna (https://lizuna.com/) は、3つのテクノロジーを用いてオンラインショッピングサイト上の詐欺や悪意のある注文を監視・防止する会社です。EC運営者の安全なビジネス経営のため、日々研究に刻苦勉励しています。