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Fraud Prevention

EC運営者ができる偽造注文か否か定める方法

オンラインショッピングでの取引件数とクレジットカードの決済件数が増加する中、近年詐欺や偽造注文がEC運営者の懸念点となっています。詐欺対策のサービスを使用すると共にセキュリティー対策案の1つとして挙げられるのは、データ解析による偽造注文の監視と検知です。

まず、住所に注目しましょう。商品が注文された住所であるIPアドレス、配送先とクレジットカードの登録住所である請求先の住所が異なっている場合には注意が必要です。国境をまたぐ注文にもリスクが高い場合が多いです。悪意のあるユーザーはIPプロキシやVPNを使用することでIPアドレスをカモフラージュすることが多いので、注文先のIPアドレスが本物か否か確かめることができるテクノロジーを使用することが求められます。

また、検索エンジンで注文者の情報を検索することもリスクのある詐欺注文を検知することに繋がります。SNSのアカウントや公記録を検索することで、ユーザーが実際に存在するか否か確かめることができます。

注文者のメールアドレスにも注意が必要です。GmailやYahooなどのドメインで作成されたメールアドレスはビジネスドメインのアドレスよりも高リスクだと言えます。

異なったクレジットカード情報が数回に渡り入力された場合にも注意が必要です。この場合はユーザーの電話番号、メールアドレス、IPアドレスと請求先のアドレスをブラックリストに登録しましょう。

最後に、購入者がメールやショートメッセージなど、貴社のウェブサイト上以外の場所でカード情報の入力を促すことも怪しいです。また、注文する商品の数が異常に多い場合や、翌日配達を煽るような場合も注意が必要です。なお、複数の注文が同じ配送先なのに、異なるクレジットカードで決済されている際に詐欺だったという件も報告されています。

偽造注文の対策は日々の積み重ねと情報収集能力が試されるいい機会です。テクノロジーの発達とデータ解析を駆使し、EC運営者としての直感を研ぎ澄ましましょう。

Lizuna (https://lizuna.com/) は、3つのテクノロジーを用いてオンラインショッピングサイト上の詐欺や悪意のある注文を監視・防止する会社です。EC運営者の安全なビジネス経営のため、日々研究に刻苦勉励しています。